インデックスファンド[eMAXIS Slimシリーズ]を比較

インデックス投資

インデックス投資の紹介でも取り上げたeMAXIS Slimシリーズの資産比率について紹介します。以下の情報はeMAXIS Slimシリーズの目論見書から抜粋しています。

株式インデックス(S&P500、TOPIX、日経平均)

各株式インデックスの資産比率は以下の通りです。

S&P500ではGAFAをはじめとした米国のそうそうたる銘柄で構成されているのが分かります。おそらく聞いたことが無い企業は無いのではないでしょうか。世界のけん引役である米国の発展を信じるのであればS&P500に投資すれば間違いありません。私も積立の50%以上はS&P500に投資しています。

TOPIXと日経平均を見ると、こちらも日本ではおなじみの銘柄が並んでいます。TOPIXでは時価総額が高い銘柄(2165銘柄)が選ばれているのに対し、日経平均では株価が高い銘柄(225銘柄)が選ばれているので顔ぶれが若干異なります。日本全体に対して投資するならTOPIX、日本の成長株に投資するなら日経平均に投資するのが良いです。

先進国株式

続いて先進国株式の銘柄です。

先進国株式の内訳をみると、こちらも70%以上はアメリカ株で構成されていることが分かります。構成を見てもS&P500とほぼ同等です。残りの比率は欧州を中心に分散投資しています。米国を中心に先進国が全体的に発展すると思うのであればこの銘柄を選ぶと良いです。

オールカントリー

続いてオールカントリーの銘柄です。

オールカントリーでも、米国の比率は58%と半分以上を占めています。先進国と異なるのはアジアを中心とした新興国銘柄が含まれていることです。10位以内にある中国のテンセントやTSMCはメディアでも取り上げられるので聞いたことがあるかもしれません。世界の主要な銘柄の発展に対して投資するならオールカントリーを選んでおけば間違いありません。

新興国株式

続いて新興国の銘柄です。

新興国の内訳を見ると、先進国とはガラリと中身が変わります。比率としては中国と台湾で54%、残りをアジア中心にインド、ブラジル、南アなど成長著しい新興国で構成されています。

10位以内にはオールカントリーにも登場したテンセント、TSMCの他にも、アリババやサムスンなど中国、台湾、韓国が上位に構成されます。中国を中心に新興国の著しい発展をもくろんで投資をするなら新興国の比率を上げておくのが良いです。

中身を理解したうえで比率を考える

eMAXIS Slimシリーズの株式関連の資産比率を比較してみました。基本的には米国株のGAFAを中心に時価総額の高い銘柄で構成されていることが分かります。

米国、先進国、オールカントリーの3つはどれを選んだとしても米国が50%以上なので似たようなパフォーマンスになります。世界経済が良くなればいずれも上昇するということです。いずれの銘柄も手数料は最安レベルなので、米国 or 先進国 or 全世界どこの発展に投資するかの判断となります。

一方、新興国や国内(TOPIX/日経平均)に投資先を絞るのは分散の観点で考えるとNGです。少なくとも先進国かオールカントリーとの分散投資をするようにしてください。

世界経済で考えればS&P500やオールカントリー1本構成でもOK、新興国や日本が伸びる or 分散投資の勉強の目的があれば上記を一定の割合でポートフォリオを組めばOKです。

私が実践している積立NISAの銘柄設定に関しては以下の記事をご覧ください。

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