NISAがおすすめな理由(非課税で利益を最大化)

インデックス投資
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NISANippon Individual Savings Account)は、イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルに日本版のISAとして作られました。

NISAは投資の利益(配当、譲渡益)に対して税金がかかりません。年間の投資枠が決まっていますが、通常20%取られる税金が無くなることを考えれば利用しない手はありません。

まだ投資をしたことが無い人はNISA枠を利用して投資を始めるのが一番です。NISAにはいくつか種類があるので紹介していきます。

てんおく
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忙しいサラリーマンには積立NISAでほったらかし投資がおすすめです。

NISAの種類

NISA(一般NISA)

最初に作られたのがNISAです。2014年にスタートした制度で、年間120万円の非課税投資枠が設定されています。非課税期間は5年間で非課税投資枠は最大で600万円となります。

例えば2021年に120万円を投資した場合、2026年までに得た配当や譲渡益は非課税ですが2027年以降に得た利益は課税対象となります。比較的短期間で株の値上がり&譲渡益を狙う取引をしたい場合はNISAを選ぶことになります。

NISAの制度は2023年までとなっており、2024年からは新NISAとして制度が変更されます。

ジュニアNISA

ジュニアNISAは2016年からスタートした制度で0~19歳が対象、年間80万円の非課税投資枠が設定されています。非課税期間は5年間で非課税投資枠は最大で400万円ですが、18歳までは非課税で払い出しができません。

5年間の非課税期間しかないのに18歳まで払い出しができないとなると、譲渡益を狙った運用はできません。よって実質的には贈与税対策と考えた方が分かりやすいです。

ジュニアNISAに関しても2023年で撤廃が決まっています。贈与税対策でジュニアNISAを検討している方は2023年で制度が使えなくなるのでご注意ください。

ジュニアNISAが廃止されることで子供の資産形成には使えなくなりましたが、払い出しNGのルールも撤廃されること新たなメリットが生まれました。それは実質的にNISAの年間限度枠を増やす手段として使えることです。

子供が1人なら120→200万、2人なら120→280万となります。もし子供が居て、比較的短期の株式投資用の資金が余っている方はジュニアNISAを活用すると非課税枠が増えるのでご検討ください。

てんおく
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日本に投資文化を根付かせるための制度でしたが、ジュニアNISAは少々使い勝手が悪かったのかもしれません。

積立NISA

積立NISAは2018年からスタートした制度で、年間40万円の非課税投資枠が設定されています。非課税期間は20年間で非課税投資枠は最大で800万円となります。

年間の投資枠が40万と少額ですが、20年間の非課税期間があるため長期積立で資産形成を目指す方におすすめです。私自身も積立NISAを活用しています。長期積立でリスクが抑えられ、非課税枠もNISAの中では最大なので最もお得なNISAと考えています。

ちなみにNISAと積立NISAはどちらか一方しか申し込むことができません。途中で乗り換えすることは可能ですが、年単位でないと乗り換えはできませんのでご注意ください。

新NISA

NISA、ジュニアNISAが2023年に廃止されることを受け、2024年から新NISAの制度がスタートします。

新NISAは従来とNISAと積立NISAを組み合わせたような制度で、1階が20万円までの積立+2階が102万までの投資枠の2階建て構造となっています。非課税期間は5年間、非課税枠は最大で610万円ですが、1階の積立部分は5年の期間完了後に積立NISAに移行できるため、1階部分は25年が非課税期間となります。

1階の20万円の積立設定をしないと2階の投資枠を使うことができないようになっており、個人投資家に対して長期積立を推奨していることが伺えます。

現在のNISAに関しては全て新NISAに移行されるようなので、今からNISAを始めたとしても問題ありません。

てんおく
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新NISAは制度が難しく初心者にはハードルが上がるかもしれません。

迷ったら積立NISAがおすすめ

今まで投資をしたことが無い人であれば、迷わず積立NISAをおすすめします。理由としては以下の通りです。

  • 非課税期間が20年と長い
  • 非課税枠が800万とNISAの中で最大
  • 投資マインドが養える(長期/積立/複利効果)
  • 年間40万なのでマイナスになっても影響が小さい

1~2年は積立NISAを実践して慣れてきた&投資資金も十分に貯まった段階になって次のステップに行くのが良いです。

ある程度投資に慣れて資金もある場合でも、私としては積立NISAを選びます。NISAの非課税期間の5年間の間に個別銘柄を選んで、値上がりを予測して、利益が最大となる高値を判断して売却することは難しいと考えているからです。

そもそも私の投資スタイルがほったらかし投資なので、自分で判断することをなるべく減らすことが重要と考えています。インデックス投資の理論である現代ポートフォリオ理論を信じ、バイ&ホールドを続けることを考えた場合、積立NISAが最も私に適しています。

てんおく
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結局は長期の積立投資が私に合っています。何事もシンプルが一番です。

新NISAが始まっても結局は積立NISAを選ぶ理由

新NISAでは1階部分の20万円が25年非課税で積立できることを考えると魅力的ですが、結局は2024年以降も積立NISAを選びます。理由としては積立NISAの方がシンプルだからです。

新NISAは年間120万枠のうち、20万は積立枠で残り100万は投資枠、しかも5年後には1階部分だけ積立NISAに移行するなど複雑な手続きを考えるとかなり面倒です。私の投資スタイルが長期積立前提であることを考えると最初から全額積立NISAで良いと考えています。

忙しいサラリーマンにとっては複雑な仕組みを理解するだけでも大変です。そのうえ5年後には制度の移行が必要で手続きを忘れた場合のリスクなどを考えるとシンプルなルールに絞って運用した方がストレスを抱えないで良いのでおすすめです。

もちろん、新NISAの仕組みをしっかり把握してうまく25年の積立枠を活用できる人は新NISAを選んで下さい。仕組みを理解した上で自分に合った制度を利用するようにお願いします。

てんおく
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ストレスが増えると体重は増えますが、資産が増えるかは保証できません(;´・ω・)

積立NISAをはじめるなら楽天証券

以上、NISAの仕組みに関する紹介でした。税制優遇措置は確実に利益が増えるのでNISAの仕組みを知らずに投資を始めるのはもったいないです。投資は負けることもあるし、勝っても税金が20%取られるので税金優遇措置を知らずにいるのは大きなマイナスとなります。

投資を始めてみたいと考えている方は、積立NISAからスタートするのがおすすめです。

私自身も積立NISAをスタートした際に多少は制度を勉強したのですが、結局は長期積立&ほったらかしが可能なインデックス投資が一番と考え積立NISAを選びました。

元々SBI証券で通常の投資信託を積立していたので、積立NISAに関しては楽天証券で始めました。ポイントを使って積立できるのでポイント使い忘れが無く、ポイント投資で複利効果も利かせられるので大変お得です。

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