ポイント還元率でSBI証券と楽天証券を比較

投資環境

私が現在使っている証券会社はSBI証券と楽天証券の2社です。どちらもインデックス投資をするには申し分ない証券会社です。業界的にもNo1,2であるSBI証券と楽天証券についてポイント還元率の観点で比較してみました。

てんおく
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簡単に言うと、両方口座を作るのがおすすめ!

投資信託の各サービスの比較

SBI証券と楽天証券の主な項目を以下の表で比較しました。

 SBI証券楽天証券
手数料無料無料
投資信託本数約2700約2700
最低投資額100円100円
主な投資信託○SBIバンガード(S&P500)
楽天・全米株式インデックス
○eMaxis Slimシリーズ
×SBIバンガード(S&P500)
○楽天・全米株式インデックス
○eMaxis Slimシリーズ
対応ポイントTポイント楽天ポイント
投信購入時の
ポイント付与
無し無し
投信買付での
ポイント利用
可能可能
投信積立での
ポイント利用
不可可能
投資信託の還元率保有額×0.1%(年率):1000万未満
保有額×0.2%(年率):1000万以上
保有額10万につき毎月4ポイント
(≒0.048%、ハッピープログラム利用時)
クレジット還元率0.5%(三井住友カード 6/30~)1%(楽天カード)
総合評価・資産への還元率が高い(0.2%)
・最大手&サービスが豊富
→メイン口座におすすめ
・クレジット還元率が高い(1%)
・ポイントを積立に使える
→積立NISAにおすすめ

投資対象の比較

投資信託に関してみると、手数料、信託本数、投資額など提供サービスはほぼ同等です。お互いライバル会社なので、片方が新たなサービスを出すとすぐに追従してサービスを追加してくれます。

手数料も無料で信託本数もほとんど同じです。インデックス投資の観点で言うと、人気の高い米国インデックスのSBIバンガード(S&P500)はSBI証券でないと買えないです。また楽天・全米株式インデックスは両方で買えるのですが、SBI証券ではポイント還元率が低く設定されています。

eMAXIS Slimシリーズはどちらでも買えるのでSBIバンガード(S&P500)を買いたければSBI証券、そうで無ければどちらを選んでもOKです。

てんおく
てんおく

画面の使い勝手は楽天証券の方が好きです。グラフなどキレイに出せます。

クレジット払いによる積立

クレジットカードによる積立は今のところ楽天証券のみ利用可能です。しかも楽天カードは還元率1%なので非常にお得です。楽天証券のクレジット払いに関しては以下の記事でも紹介しているのでご覧ください。

SBI証券に関してですが、2021年6月30日より三井住友カードと連携でクレジット払いの積立サービスが始まるようです。還元率は0.5%(Vポイント)と楽天カードには及びませんが、カード払いでポイントを貰えるようになるのは大きなメリットです。

(追記 21/09/18)
SBI証券で三井住友NLカードのクレジット払いが始まりました。ポイント還元は通常カードで0.5%すが、期間限定で2021年12月まではポイントが1.5%になります。発生したVポイントは今のところ積立に利用することはできないですが、2022年春からは投資信託へポイントが使えるようになる予定です。ポイント投資としてSBI証券と楽天証券の差が縮まってきました。

ポイントによる積立

ポイントを使った買付はどちらも対応しています。SBI証券はTポイント楽天証券は楽天ポイントが使えます。一方、ポイントを使った積立設定に関しては楽天証券しか対応していません。SBI証券ではポイント積立には対応していないのでご注意ください。

ほったらかし投資の観点で言うと楽天証券の方が積立にポイントを使えるので有利と言えます。ただ気が向いたときに自分で買付すればSBI証券でもポイントが使えるので、ポイントを最大活用するのであればどちらの証券会社も使うのが良いです。

てんおく
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楽天証券のポイント積立は積立NISAと相性抜群です!

保有資産に対するポイント還元

保有資産に対するポイント還元率で言うとSBI証券の方がお得です。SBI証券は1000万未満でも0.1%、1000万以上なら0.2%が毎年還元されます。

一方、楽天証券は楽天銀行と連携したハッピープログラムを使ったとしても年間0.048%しかポイントが発生しないので1000万未満だとしてもSBI証券の方が還元率が高くなります。

楽天証券はクレジット払いの際のポイント発生が1%と大きいので、資産額が少ない間は楽天証券の方が有利ですが、資産額が増えてきた場合はSBI証券に預けたほうが還元率が高くなります。

保有資産に対する還元は年利なので毎年発生します。SBI証券の方が1000万未満では0.052%、1000万以上では0.152%多くポイントが発生するため、保有年数が増えるほどSBI証券が有利となります。

以下は楽天カードで1%のポイントが発生した場合とのポイント還元率の比較です。

SBI証券で通常の積立をした場合(ポイント無し)

  • 1000万未満の場合:19.2年後にはポイント発生が逆転
  • 1000万以上の場合:6.6年後にはポイント発生が逆転

SBI証券でクレジット積立をした場合(三井住友カードで0.5%を考慮)

  • 1000万未満の場合:9.6年後にはポイント発生が逆転
  • 1000万以上の場合:3.3年後にはポイント発生が逆転

1000万以上の資産を保有する場合はSBI証券の方が有利です。やはり0.2%の年利効果というのは大きいですね。投資信託の年間信託報酬料もカバーできてしまいます。三井住友カードでの支払いが始まれば1000万未満だとしても長期積立を前提にするならSBI証券の方が有利と言えます。

ただ、ポイント還元などのサービスは毎年のように変わるので10年以内に楽天証券側もポイント還元率を変えてくる可能性は高いです。それほど神経質にならずにその時点でお得な方を選べばよいです。

てんおく
てんおく

長期の資産形成ならSBI証券ですね!早く1000万になってほしい・・・

SBI証券と楽天証券の比較まとめ

SBI証券と楽天証券の比較でした。まとめると以下のようになります。

  • 1000万未満なら楽天証券が有利(10年有利&ポイント積立可能)
  • 資産額が1000万を超えるならSBI証券が還元率高い
  • Tポイント、楽天ポイント両方を投資するため2つ口座作るのがベスト
    • SBI証券はメイン口座(資産1000万以上を目指す)
    • 楽天証券は積立NISA用(40万×20年で800万)

楽天証券はポイントを使って積立設定できるのが良いですね。ポイントを忘れずに使い切ることができます。投資信託の資産額が1000万を超えるような人は少数だと思うのでまずは楽天証券を選ぶのがおすすめです。

資産額が増えてきたらSBI証券が良いですね。サービスも手数料の安さも文句なしで1番充実しています。Tポイントも使えて今後は三井住友カードによる積立も可能になるので作っておいて損は無いです。

てんおく
てんおく

私もメイン口座はSBI証券、積立NISAは楽天証券です。リスク分散としても両方作ると良いです。

インデックス投資(投資信託)の積立や米国株式ETFを始めるならSBI証券がおすすめです。手数料も安く株式情報も豊富です。私もメイン口座として使っています。

配当利回りでのスクリーニングや株主優待の検索も使いやすく、口座を作るだけでも無料でチェックできます。まだ口座持っていなければ作っておくと便利です。

SBI証券の詳細は以下のリンクからご確認ください。

SBI証券

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