サラリーマンならDC年金のマッチング拠出をやろう

サラリーマン投資
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皆さんの会社では企業型DC年金(確定拠出年金)の制度はありますか?あるという方の中でマッチング拠出をやってない方はいますか?もしやっていなければ必ず限度額までやりましょう!マッチング拠出は最もお得な投資だからです。

確定拠出年金(DC)とは

確定拠出年金、DC(Defined Contribution)年金は年金制度の仕組みで3階に相当する年金です。

  • 1階:国民年金
  • 2階:厚生年金/国民年金基金
  • 3階:確定拠出年金

年金ルールの改訂によって年金の一定額を個人で運用する制度(日本版401k)ができました。企業型DC年金と個人型DC年金があり、個人型DC年金はiDeco(イデコ)の愛称で呼ばれていて耳にしたことがあるかもしれません。

企業としては毎月の拠出金を支払うことで生涯に渡る厚生年金の保証を減らしリスクを抑えることができます。また個人としては拠出金の運用先を自由に選択できます。

運用を自分でしなくてはならないため手間が増えますが、自分で運用先を選べるようになったのは大きなメリットです。

行政による運用では元本が大きく値崩れするようなリスクを取ることは難しいため、必然的に安全資産の比率が増えます(GPIFのポートフォリオ)。その結果、我々サラリーマンが毎月支払う多額の年金は大きな利回りを期待できない状態でした。

DC年金では個人で投資先が選べるようになったことで、リスクを取って利回りの大きな株式を中心に投資先を選ぶことも可能になりました。

DC年金は所得税が減税できる

DC年金が最強の投資先である理由がこれです。企業型DC年金には企業が支払う拠出金に加えマッチング拠出という制度があり、企業が負担する拠出金と同額まで自分で追加投資できます。DC年金に拠出した金額は全て所得控除の対象となります。投資した金額のうち所得税10%と住民税10%が減税という形で返ってくることになります。所得税は累進課税なので年収が高ければ10%以上返ってきます。

これは見方を変えればリスクゼロ20%還元が確約されている投資となります。利回り20%の投資など他に探してもなかなか見つけることができません。

投資をやったことが無い人におすすめを聞かれたら一番最初に答えるのが企業型DC年金のマッチング拠出となります。具体的な減税効果はろうきんのサイトでシミュレーションできるのでご確認ください。

DC年金は運用益も受け取りも非課税

これもまた大きなメリットです。投資では通常20%の税金がかかりますが、DC年金は運用益に税金がかかりません。運用益が非課税なのはNISAと共通ですね。DC年金を通じて得られた利益は課税されることなく投資信託の中で全額再投資されます。これにより複利効果が自動的に働きます。

年金として資金を受け取る際も年間110万円までは非課税で受け取れるため、DC年金で積み立てたお金はほぼ税金がかからず手に入ります。

DC年金は長期で積立する場合は積立NISAと同様の位置づけです。ただしDC年金は所得控除を受けられるメリットがある代わりに、年金のため60歳まで解約できないデメリットがあります。

早期に資産を作って不労所得でリタイアという考え方には合わないですが、所得控除が効き、税金も非課税なので税制面では最強の投資先となります。

DC年金の投資先は株式を選ぼう

DC年金で運用する投資先は自分で選ぶことができます。通常の預金や定期預金などもありますが、ここでもおすすめするのは外国株式や国内株式といったインデックス投資です。

私は外国株式に100%でDC年金の拠出設定をしています。少し前までは外国株式80%、国内株式20%で拠出設定してました。現在の私の会社のDC年金では投資信託のように投資先の種類が豊富ではない(新興国の投資先も無い)ので上記の2つしか選べないというのが実情です。

基本的に外国株式100%で良いですが、もしリスクを抑えたいのであれば債券を使って分散投資をしてください。株式と債券の比率に関しては以下の記事をご覧ください。

DC年金は所得控除できるインデックス投資

以上、DC年金について説明してきました。途中で解約できないリスクはありますが毎年20%の利益+将来の資産形成ができる最強の投資法と言えます。ぜひ限度額まで設定をおすすめします。

会社のDC年金のWEBサイトを見ると従業員の投資先の比率が見れるのですが、半分以上がデフォルトの定期預金のままですね・・・非常にもったいない。

投資の基礎的な知識を理解してそれを実行に移せるか、小さな違いが大きな差を生むことになります。仮に毎年の拠出金が33万円で年利5%で積立できれば30年後は990万→2250万円(+1260万)になります。一方年利0.1%では1005万(+15万)にしかなりません。その差は1245万です。知らなかったで済まないほどの差がつきます。

DC年金についてまとめると、

  • DC年金は20%のリターンが確約された投資
  • 税金が無料(所得控除、運用、受取)
  • マッチング拠出は全額申し込むこと
  • 拠出先は基本的に株式(インデックス投資)
  • 年金なので60歳まで引き出せないので注意

「マッチング拠出やってない!」という方は全額設定するように変更を、「DC年金やってるけど拠出先設定してない!」という方は拠出先を株式を選択することをご検討ください。

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