私は株主優待をサブスク感覚で利用しています。株主優待を始めたのは株主優待で有名な桐谷さんの存在を知って魅力にハマったことがきっかけです。ほとんど外食系の株主優待で、優待券が来たら家族でご飯を食べに行くために利用しています。
株主優待は投資というよりは企業の応援に近い感覚です。優待株で儲けようと思っても正直難しいかもしれません。資産形成を目的にする投資というよりは、優待商品を楽しみにして企業を応援する「ファンクラブ」のような存在です。
自分が良く行くお店の優待券を調べてみると楽しいです!
資産形成とは少し異なりますが、株主優待について紹介します。
サブスクとは何か
サブスクとは、サブスクリプション(Subscription)の略で、元々は定期購読や会費などの意味です。一般的には月額や年間の定額サービスのことを指します。
ネットの普及により定額サービスは一般的になってきています。身近なサービスと言えばアマゾンプライムやNetflixなどの動画サービスや、SpotifyやYoutubeなどの音楽サービス、Kindleなどの本/雑誌サービスが有名です。
少し前には牛角が焼肉食べ放題のサブスクチケットを販売したことで有名になりました。従来は物を買って使うことが多かったですが、ネットの普及によりサブスクによって常にサービスを受けられる権利を得る時代が当たり前となってきました。
株主優待はサブスクと似ている
株主優待がサブスクと似ているのは、株を所有することで毎年株主優待を得る権利を得られるからです。一度所有してしまえば株を手放さない限りずっと株主優待を得ることができます。
身近な例で言えば、私も持っているマクドナルドやすかいらーくの株を買うと、半年に1回優待券を郵送でもらえます。月に1度は無料でマックが食べられる権利を得られると考えればサブスクに近い感覚です。
株主優待は株価が変わらなければ投資した資産は変わらず優待券だけが毎年もらえます。もちろん株価は変動するので無料とは言いませんが、有料な企業は株価も安定しており無料サブスクに近い感覚で優待をもらうことができます。
毎日通っているコーヒーショップや、毎週家族で食事に行くレストランがある方は、その企業に投資をして株主優待をもらってください。それだけで出費を減らすことも可能です。
企業の料理やサービスが気に入っていて、これからずっと利用する予定がある方はサブスク感覚で株主優待を目的に優待株を保有してみることをおすすめします。
私も保有している飲食系は利回りは低いですが、週末の外食を楽しみにしている家族イベントとして重宝しています。
株主優待の利回りを理解する
株主優待のある銘柄の利回りは、配当利回りと株主優待の商品額の総額で決まります。
例えばマクドナルドで考えると、4/8時点の株価は5090円で配当金は36円(利回り0.71%)となります。株主優待は優待食事券(バーガー類、サイドメニュー、ドリンクの引換券が計6枚セット)が半年に1回届きます。ドリンクやポテトをLLにできるので、仮にバリューセットが1000円だとすると年間12,000円相当の優待券となります。
単元株の100株を購入するには50.9万、配当金が3,600円、食事券が12,000円と仮定すると利益は15,600円(利回り3.06%)となります。実際には配当利回り0.71%なので長期保有で資産形成を目的とするならインデックス投資の方が良いですね。
優良企業のマックでも利回りは低いです。利回りを求めるならインデックス投資!
株主優待も長期保有が基本
少し視点を変えて、毎月マックを食べている人が株主優待を保有することを考えてみます。
私は子供も小さくハッピーセットを良く買いに行くし、自分でもお昼にマックを食べることがあります。年間で優待券の12枚分は食べるのでその分の家計の支出を減らせたと思えば優待株も悪い物ではありません。
年間10,000~12,000円の食費が優待株で賄えたと思うと、銀行に貯金しているよりも良いお金の使い方です。10年スパンで考えれば数円の利子しかつかない預金よりも断然優待株の方がお得です。
株価が変わらなければ資産は減らないので実質的に無料サブスクなのです。
優待券があると献立を考える手間が省ける
これはもはや投資でも何でもないですが、優待券が届くと食事に行くきっかけができます。今週はすかいらーくにしよう、来週はお寿司にしよう・・・などご飯の献立を考える手間が無くなります。
「自分でお金を払ってまで行かないけど、優待券あるから行くか!」というような状況はちょくちょくあります。毎日の献立を考えるのは意外と面倒なことです。そんなところに優待券というきっかけで食事に行く状況が生まれます。地味ですがこれが優待券の良い所の1つです。
最近はコロナで気軽に外食や飲みに行ったりできないですが、外食系の優待券は食事の選択肢を与えてくれるのでおすすめです。
子持ちにとってすかいらーくの優待は強い味方!多くの系列レストランで使えます。
買い時は権利確定日の3か月以上前
株主優待がある株は、優待権利が確定する日の前後で値動きがあります。大半は優待権利を得る直前で値上がりします。優待を狙って確定日の直前に買おうとすると高値で買うことになります。もし株主優待株を検討するのであれば権利日の3か月以上前から買うようにしましょう。
株価が高くて今は買いづらいと買い時を悩むことがあるかもしれませんが、株価の高い/安いの判断は難しいです。高値だと思っていてもさらに値上がりする可能性もあるし、安値で買い時だと思ってもさらに値下がりすることもあります。
株価の高い/安いを考えて買うことは難しいので、優待が欲しい株は値段を気にせず買ってください。10年保有し続ければ値段が上がることもあるし、配当&優待利回りで十分メリットを得られます。
配当金より現物支給の方がうれしく感じる、それが株主優待の魅力です。
株主優待をするならSBI証券がおすすめ
私はSBI証券で株主優待株を保有しています。SBI証券では優待株検索が使いやすくカテゴリ検索以外にも、優待権利確定月での検索や必要金額ごとの検索ができます。
食品&15万以下で検索するだけでも100件近くはヒットします。居酒屋なんかが多いですね。もし自分で行くお店があればチェックしてみてください。
※値上がりを期待して優待株を買うのはおすすめしません。あくまで企業の応援としての紹介なので、値上がりを期待して投資するのであれば企業分析をしたうえで銘柄を選ぶようにしてください。
株主優待は企業の応援が目的
以上、株主優待の紹介でした。投資目的というよりは、純粋に優待目的で保有するのが良いです。株価が変わらなければ資産は減らないので無料サブスクと言って良い気がします。
私が今までに保有したことがある銘柄はマクドナルド、すかいらーく、かっぱ寿司、SHPHD(磯丸水産)、マルシェ(八剣伝)などです。今は居酒屋に行けずに寂しい思いをしています。。。
マクドナルドは少々高いですが、その他は10~20万程度で優待権利が得られるので銀行預金に多少ゆとりがあれば優待株も楽しいのでおすすめです。
株主総会は都内の高級ホテルで開催されます。お土産も出るので総会目当てで株主優待するのもありです。※今はコロナで自粛中なのでご注意ください。
株主優待に興味が沸いた方は、私が株主優待を始める際に参考にした桐谷さんの本「桐谷さんの株主優待生活」もご覧ください。
※値上がりを狙った投資として考えると株主優待はあまり良い選択ではないです。資産を増やす目的ならやはりインデックス投資をおすすめします。インデックス投資に関しては以下の記事をご覧ください。
インデックス投資(投資信託)の積立や米国株式ETFを始めるならSBI証券がおすすめです。手数料も安く株式情報も豊富です。私もメイン口座として使っています。
配当利回りでのスクリーニングや株主優待の検索も使いやすく、口座を作るだけでも無料でチェックできます。まだ口座持っていなければ作っておくと便利です。
SBI証券の詳細は以下のリンクからご確認ください。
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